パンクバンドのボーカルで”クール”なナナ。恋が最優先の”キュート”な奈々。
一見正反対のふたりが繰り広げる、恋と友情と夢がいっぱいの物語「NANA」。
本作は、少女漫画史上空前の爆発的人気を誇る矢沢あいの同名コミックを原作に、「約三十の嘘」の大谷健太郎監督が、その5巻目までを忠実に映像化した作品である。
主演は、日本を代表するカリスマアーティスト・中島美嘉。そして「EUREKA ユリイカ」「害虫」などで国際的に評価の高い女優・宮崎あおい。
共演には、松田龍平、成宮寛貴、玉山鉄二など、これ以上は考えられぬ程の豪華な面々が集結。
切なくもエネルギッシュな青春ストーリーを、最高のパフォーマンスで盛り上げている。
とくに、原作におけるナナのイメージをそのままに表現した、中島美嘉が歌い演じるライブシーンは圧巻だ。
東京にいる彼氏のもとに旅立つ小松奈々(宮埼あおい)。
東京での成功を目指し上京するパンクバンドのボーカリスト・大崎ナナ(中島美嘉)。そんな二人が東京駅に向かう電車の中で偶然隣り合わせる。
同い年で同じ名前ということで意気投合する二人。
偶然にも引越し先の部屋で二人は再会を果たし、一緒に住むことになる。
彼氏・章司(平岡祐太)との恋愛が一番大事で今どきの女の子”奈々”と過去に何かがあったかのような陰のある”ナナ”は親友となり、二人は仲良く共同生活をおくる。
ナナは新たなバンドメンバー・シン(松山ケンイチ)を見つけ、馴染みのギタリスト・ノブ(成宮寛貴)やドラマー・ヤス(丸山智己)とBLACK STONES(ブラスト)としての活動を東京で再開。
一方、奈々の方は東京での彼氏との生活がぎくしゃくし始める。
そんな折に、奈々に、タクミ(玉山鉄二)や名ギタリスト・レン(松田龍平)などのいる超人気バンドTRAPNEST(トラネス)のライブチケットが当たる。
奈々はそのライブにナナを誘うのだが、ナナは何故かトラネスのライブに行くことを渋るのだった・・・。